娘がライバル

 我が家の娘、引っ越した時に小規模の認可保育園に移ったのだが、日に日に元気がなくなっていた。

 通って2ヶ月経過しても、友達の名前も言わなくなり、食事の時に先生に無理やりやられるのか、「カミカミゴックン」とやるようになった。あんなに元気だった娘が、変わってしまって危機感を覚えた私と妻、一念発起して認可保育園を出る決意をした。

 しかし、なかなか良いところが見つからず、最終的に目に止まったのがインターナショナルスクール。保育園内での会話は全部英語。でも、先生も外国の人が多くて施設も広いし楽しそう。見学に行くと、先生がアンパンマンの音楽をかけてくれたり、大きなレゴのおもちゃを持ってきてくれて、娘は楽しそうにしていた。

 一番気になったのが、お金。お金は無限に出せるわけじゃないですからね。いろいろ調べていくと。2歳児クラスで、認可保育園のプラス3万円、3歳児で倍ほどになる。当初、引っ越してきた時も、インターナショナルスクールだったケド、月謝の金額見て無理だなと思ったんだった。。。しかし、転職も決めようとしていた私、給料も上がるだろうから、どうにかなるだろうと考えました。ついに娘をインターナショナルスクールに行ってもらうことにしました。

 この話が、1年も前のこと。娘は今3歳ですが、インターナショナルスクールに行って毎日楽しそう。友達の名前も出てくるし、英語でお話しするようにもなりました。How are you today?と聞くと、大抵、I'm happy today. もしくはI'm sleepy today.しか言わないので、大丈夫か?とも思いましたが、子供ってこうやって新しい言葉を覚えていくのだと勉強になりました。

 娘が歌う英語の歌は歌詞が聞き取れず、娘が最大で最高のライバルになりました。

 しかし、あっという間にぬかれていくんだろうなぁ。僕の時代は、英語教育は、中学生になってからだったが、2歳から英語を覚え始めている我が子を見ていると、10年も差がついたところから英語を始めても、勝負にならないわなと、妙に納得してしまう。

 日本は高等教育まで全て、母国語でできるのが素晴らしい国だと思うけれど、外国語についてはつまらない文法の授業から始まるし、楽しい!と思わせてくれる教育が、やけに少ない気がする。旧来の日本の英語教育で育った私も、娘に負けないように頑張ろう。