在職1年での転職理由

在職年数が少ないと聞かれる、在職1年での転職理由。

今月応募した企業は、外資系だったので気にしていないかなと思っていたが、応募した後にすぐブーメランのように質問が来た。これは、よっぽどポジティブに回答したほうがよいのかなぁといろいろ悩んでいたのだが、転職エージェントに話を聞くと案外ネガティブな理由でも良いらしい。

1、順法意識の低さ(この会社ブラック企業ですよ)

まず1点目は、いわゆるブラック企業で、「順法意識が低いこと」を挙げた。
具体例は枚挙にいとまがない。

・解雇を予想させるような脅し
・正規の残業をしたり、有給を取得すると賞与を下げられる
サービス残業の遠回しな強い要求がある
・労働契約書通りに賞与が支払われない
・有給日数も法定通りに付与されない
・人種差別

などなど、事例がありすぎて転職エージェントの人にも全部話そうかと思ったがやめた。これは、ネガティブすぎるのだろうかと思ったが、転職エージェントの人に話すと、十分な理由なのだとか。

 

2、将来の生活への不安

2点目には、将来への生活への不安があることを挙げた。新型コロナウィルスの影響でで、外食産業や観光産業は非常に大きなダメージを受けているが、私の業界も大きなダメージを受けている。小さな会社でアウトソーシングを中心に行っているので、不況にはとても弱い。お金があるから外部の力を借りてプロジェクトを進めたいという企業の予算がどんどん削られ、外部にお願いするのはやめて、内部でやろう。という会社がとても多い。

元々昇給を当てにして転職してきたというのもあり、私一人の給料では家族全員養っていけず、第3子の誕生により、生活費が増えた分を賄い切れず、貯金を少しずつ切り崩していく日々。上司からのパワハラとかももちろん苦しいのだけれど、これが精神的に一番きつい。子供の屈託のない笑顔を見せられると、将来もこのまま笑顔を絶やさないで育ってほしいなぁと思うのだが、その一方で自分の稼ぎにこの子たちが笑顔でいられるかどうかがかかっているのだと感じて、苦しくなってしまう。

これも転職エージェントによると、十分な理由なのだとか。

 

元々、上記2点は志望動機に書こうかなとも思っていたのですが、志望動機はあくまでポジティブにしておきたかったので、書くのをやめていましたが、あえて書かなくて正解でした。企業側では、仕事がつまらないから転職してきたというような人や、簡単に退職する恐れがある人をはじきたいのだとか。

 

ブラック企業に勤めている人は、それが十分な退職理由になるのでとっとと退職するに限ります。よく「石の上にも三年」ということわざを取り上げられ、三年我慢しろと言われます。しかし、私は石の上だから三年もつだろうけれど、溶岩の上だとか、針山の上だとかでは三年ももたないとおもいます。継続期間の議論をする前に、三年いられる石を探すことです。