マインドコントロールの自信 と オリジナルの自信

最近、なくなった自信がだんだんと取り戻されてきた。これから、この自信をどう保っていこうかという時に、TEDのビデオを見た。「自信というスキル」 

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 自信というのはスキルであると。鍛えることもできれば、なくすこともできる。

このビデオから、今後自分が生きていくうえでどうするべきかというメッセージを受け取った。それは、「自分をけなすような人からは離れること」。これが全ての始まりだと感じました。

 今の会社は1次面接、2次面接をしていただいた方みなさん親切そうな方で、外面的にもホワイト企業でした。自分が自信をなくすようなことはあり得ないと思っていたのですが、意外と否定される言葉を繰り返しかけられると、人間たやすく自信をなくしてしまいます。

 しかし、私はもう30年以上生きていて、過去に同じような経験をしたことがあるぞ・・・と心の声がささやきます。

 その一つは、高校時代。合格するぎりぎりの偏差値・点数で入学した私は、入学後すぐに、強制的な課外活動に参加させられ、ただでさえ勉強が追いつかなかったのに、全く勉強ができなくなってしまいます。毎週繰り返される英語の単語テスト、先生から投げかけられる否定の言葉。何を取っても自分の自信になるものはありませんでした。TEDの中でそのうちジョニーはつぶれてしまいますとありましたが。まさに私はつぶれてしまっていました。英語の単語テストの追試が苦痛で苦痛で仕方がなかった。

 そんな中、ちょっとした転機がありました。同級生に誘ってもらった、夏期講習の授業。私はお金を払っていませんでしたが、担当の先生が無料でいいから来ていいよとおっしゃいました。英語の授業だったので、自分が出て何になるものかと思っていましたが、その先生は英語が書かれていることの全てが理解できなくていい。英語はパラグラフで書かれているから、パラグラフで何が言いたいのかざっくり理解できれば良いと私に説明しました。これは、英語ができないと思い込んでいた自分にとって、自信が付く大きな変化でした。わからない単語はあっても、パラグラフで何が言いたいのか読み取れれば、よしとされる。非常に不思議な経験でした。今、もしお目にかかれるのなら、あってお礼が言いたいと思うぐらいの経験です。私の担任でもなんでもない先生でしたが、私の人生の中に小さな小さな自信の芽を植え付けてくださった先生でした。

 それ以降、私は高校・大学と自分が英語が得意と思ったことはありませんが、コツコツ勉強を続けて、それなりに英語が使える人材として社会で活躍しています。あの時、荒れ果てた畑に先生が植えてくださった、自信の芽が少しずつ育った大きくなったのだと感じています。しかし、周りの人間が変わると、せっかく育ってきた芽を踏みつけてくる人がいます。間引きでしょうか、踏めば強くなると本当に思っているのでしょうか。雑草は踏まれても強く生きていますが、人間が古来から大事にしてきた農作物は簡単に死んでしまいます。豆類がそうでしょうか。雑草は育ったときに、人間にとって実りがないことが多いですが、豆は人間にとって実りをもたらします。周りの人間にも、自分が育てようとしているものが何か、踏めば本当に強くなるのかをよく考えてほしいです。

 本当に自信がないときは、けなす人からは離れることです。誰からも踏みつけられる心配のないところで、ひっそりと日の光を浴びて育ちましょう。世の中には、平気で、「死ね」「馬鹿」「レベルが低い」「能力がない」だとか言ってくる人もいますが、環境を変えてしまうという手がいくらでも使えます。私も振り返ると、高校を丸ごと換えても良かったのではないかと思うぐらい、後悔することもあります。

 さて、今は会社が自信を無くさせる文化に染まっているので、やはりとっとと会社を変えるべきでしょうかね。植物と違って人間は自分で動けますので、土が合わないと感じたら、さっさと次に移りましょう。