どこにでもある不当な上下関係

本日も、子供の送りで保育園へ。

入り口のところでどこかの保護者が先生と深刻そうに立ち話をしていた。(おそらくお父さん?)

 

なんだか先生に話している内容がままに入ってしまったのだが、不当な上下関係をどのように解消するべきなのかを考えさせられる。以下のような内容だった。

 

子供が友達を叩いたらしく、「今度やったら保育園をやめさせる」と言い聞かせましたと先生の伝えていた。

この場合、子供は保育園に留まるという選択肢を天秤にかけられて、友達を叩くのをやめるという、不自然な学習をする。なんとも小さいのに不憫だった。うちの子はしょっちゅうキックした・されたとか言ってるけどそこまで怒らなくてもいいと思うけれどもなあ。保護者の方自体が幼少期にそう言った育てられ方をしたのかもしれないが、なんとも上下関係の権力の不当な行使に見えた。

そして、先生の目の前で子供に保育園を辞めさせると言うことは、先生に対しても脅しをかけているのだろう。ちゃんと監視していないと、お前の保育園に金は払わないぞ、ということを暗黙的にも示しているように聞こえた。

親と子、お客と店員、上司と部下、いじめっ子といじめられっ子、男と女。一見、なんともないように見えても、ちょっと気を抜くと不当な権力を行使しかねない上下関係はそこらじゅうに転がっている。

私の場合は上司からクビにすると脅されるのと同じような気持ちに子供がなったのではないかと気になった。それにしても、感覚の壊れた人は平気でそう言ったことを口走るのかもしれない。教訓として得たことは、本当に実行する気がないことは、安易に口走るべきではないと言うことだ。